キレル・・・①

2002年01月30日 23:58

ここ数年、『キレル』という言葉が、すっかり定着してしまいました。

新聞紙上やニュースでも、『そういう類い』の事件が

毎日のように報じられています。


そう云われてみれば、街を歩いていても、なんとなく

(老若男女とわず)気持ちがトゲトゲとした、

ゆとりのない顔をした人が目立つかな・・・と。
仲間うちでも、よくこの話は話題の登ります。

そして僕も、この『キレル』という性質が何であるのか、

いつも自分に問い掛けています。




『キレル』で、まず思い浮かぶのが『刃物』ですよね。

だぶん、人間は心の中に刃物を持っている。


じゃあ、何を切るのかな? と考えると、

やっぱり感情の糸、あるいは思考の糸でしょうか。


ずっと溜めてきた感情を、あるときプツンと切れる。

ずっと考えてきた気持ちが、あるとき「もういいや」と切ってしまう。

それはきっと、あきらめに近い状態での切断なんでしょうね。


一般的に『キレル』というと、外部(周囲)に向けての

攻撃のように思うかも知れません。

現に、キレて他人を傷つけてしまう場合もありますからね。


でも、自分が損をするという意味も含めて、

その刃物は、自分に向けてのことなんだと思います。

つまり、キレルことで自分自身を傷つけようといしてる。

自分に対して罰を与えているのがキレルなのではないかと。


そう考えると、とても切ない気がしますが、

キレちゃう人は、とても豊かな感受性を持った人なんだろうな

と想像できますよね。

つまりそれだけ、鋭い刃物(感受性)を持っているから、

傷つきやすく、どうしても耐えられずに自分から自分を

さらに傷つけるようなキレ方をしてしまう・・・


ますます切ない思いになりますが、

その豊かな感受性を受け止めてあげられるだけの

時代ではなくなってしまったことが、

もっと切なく感じられてなりません。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)