成さねば成らぬ何事も

2009年12月05日 14:22

現代人は見切りが早いというのか、
無駄なこと(負け戦)はしない・・・
という風潮が強いですよね。

「そんなこと出来っこない」
「無理」
で終わらせて、蓋をしてしまう。

そりゃ、やらないんだから、出来っこないし、ムリですわ。(^^:


でも、どうして、
「失敗してもいいから、やってみよう」
「ダメもと」
って、思ってやらないのでしょうか。


理由をいろいろと考えてみました・・・


◆ダメだったときに、イヤな思いをするのがイヤだから?
自尊心(プライド)が傷つくから?

はっきり云って、そんなのプライドとは云わない
タダの見栄と言い訳。
それでもそれがブライトと云うなら、つまらぬ自尊心です。
そんなもの後生大事にぶらさげてないで、
さっさと捨ててしまったほうが、
よっぽど「楽しくて、いい人生」が送れますよ。


◆あと、「つらいことはしなくていいからね」
なんて、変な風潮のせい、もあるかも知れませんね。(^^:

生きることが、ラクで楽しいなんて所詮が幻想なんですよ。
辛いのが当たり前、大変なのが当然なのが人生です。

だからこそ、頑張って成就(達成)したときに嬉しいし、
それが自信になって「また頑張ろう」「もっともっと頑張ろう」
と、前へ前へと進めるのではないでしょうか。

僕は、それが人間なんだと思います。

どうせダメなんだから・・・と何もやらずにいたら、
何も成就することも出来ず、
「やっぱり自分はダメな人間なんだ」
と、ますます自信を失って、
ますます何もしなくなる・・・という悪循環。

そんなので、満足ですか?
自分自身にムカつくような自己嫌悪にならないですか?


◆all or nothing
「有るか無いか」
その中間が無い。

思い描く理想が、そのままパーフェクトに達成出来ないくらいなら、
やらないほうがマシ・・・
そんなふうに思っているのではないでしょうか。

でも、そうなのかなぁ・・・
そのときの結果が、仮に『夢半ば』の中途半端なものであっても、
それは当然な話。

そんなすぐに達成出来てしまうような、ちっぽけな理想でどうしますか?
と僕は云いたいです。(^^:

「ああ、今回はここまで出来た」
「よし、次はもう少し先を目指そう」
と思うから楽しいのではないでしょうか。

現代人は結果しか見てないし、結果しか求めようとしないですよね。
それも「すぐに」のインスタントしか。(^^:

でも、結果なんて、(常に)その途中経過に過ぎないし、
そのプロセス(過程)こそが、人間にとっては大事なんだと思います。


◆現代は、お金を出せば、ある程度の欲求は満たされてしまいます。
だから努力しなくても「なんとなく」生きていけちゃうのですよね。

そして親も、子どもに手をさしのべ過ぎちゃっている。
だから、何もしなくても「してもらえる」から、
「それでいいんだ」「そんなもんだ」と勘違いして育ってしまう。

あるいは、いつも人の助けをアテにして、何もしない人、
何も出来ない(自分ではアクション出来ない)人になってしまう。

でも、そんな「受け身の人生」って楽しいですか?


◆大人が「そんな無駄なこと、つまらぬことやめとけ」と云ってしまう。
それは経験者として親切なのかも知れないけれど、
それでは若い人の芽を摘んでしまいますよね。

僕なんてへそ曲がりですから、そんな助言?を云う人を見ると、
「ああ、この人は自分が挫折しちゃったから、後輩にも達成させたくないんだ」
自分が出来なかったことを、他人にやられちゃったら面白くないから、
そんなことを云って邪魔しようとしているんだ・・・
と思っちゃいますね。(笑)


・・・と、いろいろ理由を考えてみました。
さて、どれがイチバン「ああ、そうかも・・・」と思いましたか?


先達が残してくれた言葉に、
成せばなる、成さねばならぬ何事も
成らぬは人の成さぬなりけり

という、よくよく考えれば至極当然な(笑)
でも、とっても奥の深い言葉がありますよね。

あるいは『生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり』

これは山形藩主、上杉鷹山氏の言葉で、
いろいろな解釈が出来なくもないですが、
つまりは「出来ないのは、やらないから」
なんですよ。

すべてが、すぐに自分の描いた絵のようにならなくても、
少しずつ「前に進んでいるな」と思える(小さな)達成感を楽しんでみませんか?
きっと、毎日が楽しくなりますよ。


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